ミャンマー少数民族に緊急支援

コロナ禍の自粛や制限が少しずつ解除され、お寺のいつもの行事をいつも通りに行える有り難さを感じています。皆さまのご理解ご協力に心から感謝しております。今年もよろしくお願いいたします。 昨年11月、内戦の激化でミャンマーから再びタイに避難する少数民族のもとを訪れました。私が理事長を務める特定非営利活動法人グレーターメコンセンター(GMC)は、長く続く内戦によってタイへ避難した少数民族が自国に戻り自活・就業できるよう支援する活動を主軸としていますが、軍事衝突から二年が過ぎようとしている現在も紛争地での空爆は続いており避難民は増える一方です。今回は米などの物資を携え緊急支援を行いました。安詳寺としても寄付させていただきましたことをご報告します。 ロシアによるウクライナ侵略も一月末で11ヶ月になり、大勢の市民が恐怖の中に暮らしています。私たち人類は過去の悲惨な経験を通して、戦争は「問題の解決にはならない」「悲しみ、苦しみ、怒り憎しみを生み、誰ひとりとして幸せにしない」ことを学んできたにもかかわらず、紛争や戦争が起きていることに深い悲しみと憂慮の念に胸が締めつけられる思いです。 「非暴力は人間に与えられた最大の武器であり、人間が発明した最強の武器よりも強い力を持つ。」 (マハトマ・ガンディー)