ミャンマー少数民族地域 「農業支援事業」順調 NPOグレーターメコンセンター

ミャンマー少数民族地域における「農業支援」「職業訓練」を主な事業とする特定非営利活動法人グレーターメコンセンター(GMC)では、現地での作物栽培、家畜生育などの活動が順調に進められています。 昨年春の安詳寺だよりで、ミャンマー・カレン州レーケーコー村で行われた避難民住居引き渡し式に、住職がGMC理事長として出席したことをご報告いたしました。そのレーケーコー(帰還難民)村を中心に、ぶどうやコンニャク、メロン、ドラゴンフルーツ、コーヒー、ハトムギなどの栽培が進められ、養豚・養鶏も行われています。収穫された作物はレストランに卸したり、鶏卵は地元のマーケットへ出荷されます。農業支援事業をさらに推進するための専用フェイスブックも開設されました。今後、栽培・販売が軌道に乗れば、カレン州のほかの地域にも奨励し、帰還難民の自立に向けた一助となることを期待しています。また、レーケーコー村ではGMCの現地提携団体が、公益財団法人日本財団の資金援助を受けて観光イフラの整備も進めており、きれいな景色を訪問者が各々のインスタグラムに投稿するなど満足度も上々のようです。昨年4月から11月までの累計観光客数は約1万3千人にのぼりました。 新型コロナウイルスの影響もありましたが、現在はマスク着用などの感染防止策を講じ、週末には一定の観光客が訪れてくれています。 NPOグレーターメコンセンターの農業支援事業